#オーディション #コラム #俳優 #役者 #新潟 #新発田市 #稽古 #舞台
SEARCH

思いっきり見せつけてやろな~



そして翌朝。



しっかりアラームをかけて
時間通りに起きた僕は


台本と動きやすい服装を
リュックに詰め込んで・・


颯爽と稽古に向かった。



珍しく時間に余裕を持って
稽古場の到着すると


ちょうど同じタイミングでやってきた
完全ヤンキーさんと軽く話をしてから・・


お互い、

稽古開始の時間まで
台本と向き合い続けた。




そして・・



ズシン・・


ズシン・・



開始時間ちょうどに

スタジオに続く階段を
下りる音が聞こえてくると


では、“冒頭のト書きのシーン”から今日も始めます



そう、演出家が言い


メインキャストの
8人はそれぞれ


アイマスクをして
両手に手錠をかけて


スタジオの中央に
並べられたパイプ椅子に

ランダムに座り始める。



今日も前日同様に、
キャストの数は多めだった。



昨日に引き続き、おそらく


A・Bのダブルキャスト両方の稽古が
ゆっくりと進行されるのだろう




そう思った。



演出家
みなさんは、薬で眠らされて・・・




いつものように

“冒頭のト書き”のシーンを始める前に
演出家から状況説明がされたのちに・・



パァン!!



演出家の合図で
稽古はスタートした。




その後、


“冒頭のト書き”のシーンを
A・Bのダブルキャストで


それぞれ2回ずつ行われたあと・・



では、10分後に再開します



と言い、いつものように演出家は
スタジオの外に向かっていった。



(ふぅ・・この人数だし・・・
今日も“遺族たち”の出番はないかもしれないな・・)




そう思った。





その時”だった。




演出家は階段の上から
こっちを振り返ると



次のシーンは、昨日の続きからやります。



階段の上から
こっちを振り返りながら

演出家がそう言った。



カサハラ
「え?昨日の続きって・・確か・・」





演出家
次は・・






“遺族たち”の登場シーンです






「(つ、ついに来た・・・!!)」




それはまさに“急展開”だった。



一気に全身に緊張が走る。


台本を持つ手にも汗がにじむ。




完全ヤンキー
やっと俺らの出番やな~



カサハラ
「・・・はい」



完全ヤンキー
俺らの“遺族”、思いっきり見せつけてやろな~




カサハラ
「・・・・はい!!!






つづく・・


P.S.

当時は稽古期間が「たった2週間しかない・・!!」と焦っていましたが・・本当に現場と言うのは様々なもので、本番2週間にやっと「顔合わせ」からスタートする現場だったり・・・中には本番4日前からやっと稽古スタートした現場なんかもあり・・・今となっては、2週間あれば問題ないと思えています(笑)

※ちなみに本番4日前から稽古スタートした現場は、僕が所属している「エドガワ・ボトルコーヒー」というコントユニットのコントライブのときで、気心の知れた仲間たちで何とか本番も大盛況の、大爆笑の中、乗り切りました(笑)


次回・・!!


ついに役者人生初めての”本役”での稽古を迎えるカサハラ青年。”代役”というものは結局は”代役”でしかなく・・本当に自分の役を演じるときには、想像もしていなかったプレッシャーを感じることとなったのだった・・。本番まであと10日ちょっと・・そして、”遺族たち”の稽古回数もおそらく限られるはず。その中で、カサハラ青年は、しっかりと”神谷椎太郎”というキャラクターを自分の中に落とし込むことができるのか・・!?


お楽しみに~!!



カサハラケント


Twitter
Instagram
20 件
〈 6 / 6 〉
カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。