『今日から、君の職業は、正式に”役者”だよ』
そう言われた、あの日から・・・
あの”只者ではない演出家”は、
カサハラ青年にとって”社長”となった。
そう、ついにカサハラ青年は念願の
”芸能事務所”に所属することが出来たのだ。
その後、
”プロフィール用”の写真を撮影し、
事務所からも色々な
オーディションにプロフィールを送ってもらい、
”人生初めての撮影”も無事に終了。
そして、幼馴染の役者
”タカモン”からも素晴らしい刺激を受けることができた。
するとそんなさなか・・
事務所の社長から役者としての幅を広げるよう、
”リアル演技”と対極にある”究極の表現演技”を身に着けるため、
日本中の小学校を旅回りする劇団の
オーディションに挑戦し、
見事に?主役の座を勝ち取ったのだった。
今回は、旅劇団で1年間
日本各地を回りながら公演を続けた中で・・・
心に残ったエピソードを紹介します。
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旅劇団の
1年間のスケジュールは
春から夏にかけては九州を中心に、
西日本各地の小学校を回り続け・・
小学校が”夏休み”になる時期は、
一度、東京へ戻り・・
都内の大きい劇場で毎年開催される
いろんな旅劇団が一堂に会する”イベント”に参加し・・・
秋になると文化庁から
指定された”地域”の小学校を公演回りして・・・
その後は、北海道。
そして再び
福岡の拠点に戻り・・・
小学校が冬休みを迎える頃まで、
西日本側を回り続ける
という感じになる。
そんな1年間の中で
”旅公演の最中”に、
訪れる地域が決まるものがある。
それが秋に訪れる、
”文化庁に指定された地域”だ。