僕は、結構声が低い方なので、
(※噂によると、小学校に上がる前からすでに声変わりしていたらしい)
いつもカラオケでは、
キーが低めの福山雅治の曲ばかり歌っており・・
さらに、母親が福山雅治の大ファンだった影響で、
昔の楽曲も含め、ほぼ全曲を熟知している。
「小さい頃からお世話になったし・・・
今日は福山雅治で勝負しよう!」
と決断。
スマホを片手に、
福山雅治のどの曲にするか検索しながら選ぶことにした。
選ぶにあたって大切なことは
「歌詞ちゃんと覚えてる曲にする」こと。
僕の特徴として、音楽を聴くときの優先順位として
メロディや曲調が好みであることがとても重要で・・
あまり歌詞を意識して、曲を聞いていないことが多い。
(※誰の曲でもどんな曲でも、どれだけ集中して聞いていても歌詞が頭の中に入ってこないタイプ)
なので、
改めて“福山雅治”の曲の歌詞を検索して読んでみる。
「・・・・・福山雅治の曲って、こんな内容の歌詞だったんだ」
改めて歌詞を読むと
本当に素敵な曲ばかり・・・
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でも大丈夫 ここから大冒険
旅立つ君の心
開いて 開いているんだ
なんだってやってみりゃいいんだって
負けない君の心
歌って 歌っているから
・・・
『無敵のキミ』
作詞・作曲 福山雅治
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「これだ!!!」
今日の・・いや、
ずっと燻ってばかりいる自分の背中を
すごく後押ししてくれる歌詞だった。
「ちゃんと歌えるか分からないけど・・
この歌、うたいたい。」
そう決めた。
それから、
僕の組が呼ばれるまでの間、
この『無敵のキミ』の歌詞を必死に覚え・・
ガタイ
「では、最終組のみなさん、会場へ移動お願いしますっ!」
僕
「よしっ!」
僕ら最終組メンバーは
オーディション会場に向かい・・・
「失礼します!」
「失礼します!」
「失礼します!!!」
「失礼します!」
会場に入った。
オーディション会場には
審査員が3人。
まずは順番に自己紹介をし、
そのあと審査に入る。
エントリー順だったため、
同じオーディション組には
“俳優コース” “タレントコース” “音楽コース”
それぞれのコース希望者が揃った。
みな、演技や歌など練習してきたものを
自分の出せる精一杯で披露していた。
その姿はとても素敵で
僕は、勝手に感動していた。