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<50> 第3章「職業:役者」 ~ ここが僕の”職場”となる ~ | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2023.06.15

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遂に、役者人生初めての”稽古”に参加するカサハラ青年。紆余曲折ありながらも、何とか食らいついていき、自身の演じる役である”神谷椎太郎”のキャラクターをどんどん作り上げていく中・・本番まであと5日というところで、突然、演出家から「遺族たちにもセリフを与えよう」と切り出された。本来ならば喜ばしい展開のはずだが・・・お芝居ド素人のカサハラ青年にとっては、とてつもないプレッシャーとなり・・

前回までのあらすじ

遂に、役者人生初めての
”稽古”に参加するカサハラ青年。


紆余曲折ありながらも、
何とか食らいついていき、


自身の演じる役である”神谷椎太郎”の
キャラクターをどんどん作り上げていく中・・


本番まであと5日というところで、
突然、演出家から


遺族たちにもセリフを与えよう


と切り出された。

本来ならば喜ばしい展開のはずだが・・・


お芝居ド素人のカサハラ青年にとっては
とてつもないプレッシャーとなり・・


すべての稽古日程が終了



本番まで稽古も
残すところ2回のみ。


前夜、稽古後のご飯で
完全ヤンキーから教えてもらった

コミュニケーション」の重要性。


それは


同じ作品を作っていく者同志の
コミュニケーションはもちろん


役としての・・

そう、”役同士”の
コミュニケーションというモノも



作品の世界観を形成していく中で
とても大切だということを教えてもらった。



お芝居は

”相手がいて成立する”もの。


どれだけ自分の中で深く
”役作り”をしてきたとしても

相手の表情、動き、心情、
それらを無視してしまっては・・・


”違和感だらけのお芝居”

になってしまうのだ。


とはいえ・・


人見知りの性格を
持っている僕は・・


完全ヤンキーさんのように普段から
誰にでも気軽にコミュニケーションを取れるものでもない。


それが影響してか・・

お芝居中も上手く
自分と”神谷椎太郎”という役を

”合わせる”ことも
”切り離す”こともできず・・



どこか空中に
ふわふわと浮いているような


そんな感じのまま
稽古は進み、時間は進み・・


結局僕は、一度も
”セリフを話すこと”ができないまま


すべての稽古日程が
終了してしまった。
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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。