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<87> 第5章「アイ アム コメディアン?」~ 稽古場がこんなにどんよりしてるのは、おかしいよね? 〜 | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2024.05.09

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旅劇団での1年間の役者修行を終えて、東京に帰ってきたカサハラ青年。”究極の表現演技”を身につけることで、社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。そう信じていたカサハラ青年だったが・・彼を待ち受けていたのは、予想だにしない”笑撃”の展開。”コメディ舞台”への挑戦だった・・・

前回までのあらすじ

旅劇団での1年間の役者修行を終えて、
東京に帰ってきたカサハラ青年。


”究極の表現演技”を身につけることで、
社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。


そう信じていたカサハラ青年だったが・・


彼を待ち受けていたのは、
予想だにしない”笑撃”の展開。

コメディ舞台への挑戦だった・・・

最大級の烙印

UP
「・・・・えーっと、そうですね・・トネガワさん、今のシーンどうでした?」


トネガワさん
「う〜ん・・・・全然ちが〜う。全然面白くない〜」


カサハラ
「・・・えぇ!?!?!?!」

僕は、演出家の
トネガワさんの一言に衝撃を受けた。


カサハラ
「ち、違うとは・・・一体、どう言う感じで違うんでしょうか・・?」


トネガワさん
「う〜ん、そういうのじゃないんだよな〜」


カサハラ
「え・・」


トネガワさん
「まぁ、いろいろ試してみて〜」


カサハラ
「は、はい・・」


な、なんだったっだ・・・
この3日間は・・・


僕にとって初めてのコメディ舞台
つまり”お笑い”への初挑戦。


自分なりにこの3日間は
”お笑い”というものを研究し・・


3つのパターンに分類して
今回与えられた”お化けハンター”という配役を

”シュール”
方向性で行くことこそが・・・

最適解と見出したはずだった。


しかし・・・


稽古初日の”一発目の演技”で
押されることとなった


全然ちが〜う。全然面白くない〜


という最大級の烙印


しかも・・・


今回の舞台に限っては
押されてしまった、その烙印こそが・・・


僕にとって、
大きな致命傷となりえるのだ。

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。