準特待生として、
養成所に入所したカサハラ青年。
この養成所には、「10月」と「2月」に、
100社以上の芸能事務所の方の前で
公開オーディションが開催されるという
大チャンスがある。
しかし、10月と2月の公開オーディション、
参加できるのはどちらか一回のみ。
ちなみに10月に参加できるのは・・
養成所からGOサインの出た、
いわゆる”認められたメンバー”。
そして、2月に参加できるのは・・
いわゆる”残り組”。
そのどちらに振り分けられるかが決まるのは、
7月と9月に開催される”定期審査会”の順位次第。
”10月組”の定員はおよそ20名(80名中)。
つまり7月と9月の定期審査会で
20位以内に入らなければ、・・・
”10月組”に入ることは難しくなる。
しかし、迎えた7月の定期審査会。
カサハラ青年の順位は、
まさかの”40位”。
10月組に選ばれるためには、
9月の定期審査会で挽回するしかない。
熱海になんて、行ってる場合じゃなかったのだ・・・
【※前回のコラムはコチラ↓↓↓】
「熱海になんて、行ってる場合じゃねぇ・・・」
僕は、40位(80人中)という結果に唖然とした。
「あんなに必死に練習したのに・・・」
何が悪かったのか・・
何が評価されなかったのか・・
このままでは、
「10月オーディション組(“認められた組”)」の
上位20人に選ばれるのは絶望的。
このショックは図り知れないものだったが、
落ち込んでいる暇はない。
僕はすぐさま、
敗因を分析してみることにした。
審査会では、
全員のパフォーマンスがビデオに録画されており、
審査会明けのレッスンでは、
それ見てまず“反省会”が行われることとなる。
僕は、そこで自分のパフォーマンスの
反省はもちろんのこと・・
上位に名を連ねたメンバーの
パフォーマンスや特徴を分析することにした。
録画された映像を見てみると・・・
「やはり上位陣のパフォーマンスレベルは、かなり高い。
歌唱力はもちろんのこと、表現力も素晴らしい。」
「でも個人的には、
僕もそう劣っているとは感じない・・・」
「40位の僕と、上位陣ではいったい何が違うのだろうか?」
僕は、分析を続けると・・・・
“ひとつ”の大きな要因を見つけることができた。