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移住先として全国人気No.1!新しい移住のカタチを創造する三条市の魅力に迫る

暮らし

2022.03.16

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移住者スカウトサービス利用者による移住したい町1位に選ばれた三条市。市が移住を支援する他にも移住コンシェルジュといったサービスもあり、町全体が移住者の受け入れと橋渡し役を務めています。

「いいね」が多い人気移住地No.1三条市

地方への移住を希望する人たちと、地方自治体が行っている取り組みを繋げる移住スカウトサービスSMOUT(スマウト)。このサイトを利用する人たちが、自分が気になるプロジェクトに投票するランキングで、三条市が1位を獲得しました。
サイトを運営する宮本早織さんは「三条市は街の魅力が多面的で、エリアによって特性があるので、希望する人たちも自分に合ったテーマが選べる町」と人気の理由を分析しています。

市が移住を支援し、様々な世代の人たちが移住を決めている

三条市は、平成27年から移住支援に取り組んでいます。開始当初は1名や3名といった数だった移住者も、ここ最近は増えてきているそうです。三条市地域経営課の山屋雄輔さんは「移住支援の取り組みを利用した移住は、比較的若い方が多い。」と話します。
NPOソーシャルファームさんじょうで「地域おこし協力隊(下田)」として活動する人たちに話を聞きました。
三条市に移住してくる人たちは、出身地も年代も様々。協力隊員として活動しているメンバーも、
右上:移住3年目の山口県出身・イラストレーター
左上:長野県出身・事務局スタッフ「可能性がたくさんあると感じている」
下:埼玉県出身・事務局スタッフ「しただ塾(職業訓練施設)の卒業生で、下田の自然がすごく素敵」
と職業もきっかけもそれぞれです。
三条市地域経営課の山屋雄輔さんによると「移住を考えている方は、この町、この県に行きたいという方は意外と少なく、漠然と全国で移住先を探す中で、自分がピンときた地域に移住する方が多い。仕事も紹介しつつ、その中でこの地を気に入っていただいて移住を決めたという方が結構いると感じています。」とのこと。

ものづくりの職人として三条を選ぶ人も

ものづくりの町“三条”へ、幼い頃からの夢を叶えるために移住してきた若者も。
三条製作所で職人として働く稲垣良博さん(21)は小学生の頃から刃物職人に憧れ、高校生の時に訪れた鍛治道場で三条の魅力に触れたことを機に、卒業と同時に神奈川県から親方・水落良一さんの工房へ入門しました。
稲垣さんが作るのは「日本剃刀」。国内外で一流のプロが使用する高級品で、国内ではここでしか作られておらず、一日に1本しか作ることができないため、現在3年待ちという状態です。親方の水落さんは、稲垣さんの成長をとても喜び、「一人前になるまでもうすぐだ。」と期待を寄せています。
稲垣さんに三条を選んだ理由を尋ねると「小さい頃からの刃物職人になるという夢が、ずっと高校生になっても変わらなかったので、三条に来たときに周りの人たちに良くしてもらったことから、三条がいいなと思いました。」
これからの将来については、「親方から教えてもらった技術をちゃんと受け継いでいけたらいいなと思っています。」と語ります。

移住をサポートする移住コンシェルジュ

三条市本町にある「SANJO BLANC」。三条市への移住を希望する人が増えている中で、全面的なサポートをする「移住コンシェルジュ」というサービスもその大きな役割を果たしています。
コミュニティコーディネーターとして支援する夏川戸大智さんも青森から移住してきた一人。移住者と受け入れ側の橋渡し役を務めています。夏川戸さんは、三条が注目されている理由を『新しい移住の形』と捉えています。

夏川戸さんは「他の町だと『なんとなく田舎暮らしを…』という人が多いと思うんですが、三条を選ぶ方はものづくりの町という観点で『もっと手触り感がある仕事がしたい』とか、今までの移住とはちょっと違った新しい移住をしてみたいという方が多いと思います。」「移住してきて、本当に毎日、毎日、楽しい!っていう人がほとんどなんですよ。没頭するように楽しんでいる人たちが多いと思います。」と話します。
三条市には、今まで積み重ねてきた土台がある。だからこそ、それだけ町全体のポテンシャルが高いということ。コロナ禍で働き方や生活が見直されている今だからこそ、いかに町の情報を発信していくか、どう町の魅力をブランディングしていくか。三条市にはそのベースがあるから、面白いことが実現できる。

新しい生活様式を模索する中で、今まさに、これまで培ってきた地方の底力が注目される時代を迎えています。

取材先の情報

■取材先の名称
NPOソーシャルファームさんじょう

■住所
三条市荒沢1198-3

■電話番号
0256-64-8116



■取材先の名称
三条製作所

■住所
三条市南四日町2-19-19

■電話番号
0256-33-1361

※各種情報は取材時のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認下さい。

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