セッキン新潟Days「『地域のこし』山あいの温泉宿を受け継ぐ移住夫婦」12/22(日)放送
糸魚川市木浦。17世帯の小さな集落には、温泉宿「長者温泉ゆとり館」がある。地域から宿を受け継いだ移住夫婦が目指す「地域起こし」ではない「地域のこし」とは?
小さな集落の温泉宿に訪れた後継者問題
糸魚川市木浦の中尾集落にある温泉宿「長者温泉ゆとり館」。
平成7年の設立以降、集落が運営し守られてきた温泉です。
しかし高齢化が進み、引き継ぎ手がいなくなってしまいます。
「ないものはない、すべてある」が集落の魅力
そこで名乗りを上げたのが、関東からやってきた若い夫婦。女将の屋村靖子さんと、夫の祥太さん。
二人はこの小さな集落について、「ないものはない、すべてある」ところが魅力的だと考え、「温泉宿だけではない地域の魅力に触れてもらう」ことをコンセプトに様々な取り組みを実践していきます。
2人は休業していた宿泊を再開し、さらに空き家をリノベーションして“一棟貸し”を始めました。
現在は、暮らすように宿泊できることが話題を呼び、地元客はもちろん、県外からも宿泊客が訪れるようになっています。
若夫婦が描く、地域を残すための想いにセッキン
来年に30周年を迎える「ゆとり館」。屋村さんは、「自分たちが続けてこられたのは地域の人たちのおかげ」と語ります。
地域の人への感謝を表すために、現在スタッフとともにあるプロジェクトの準備を進めているところです。
屋村さん夫婦が目指すのは、「地域活性」ではなく「地域のこし」。
温泉宿を残すことで、地域を繋いでいく。その想いにセッキンします。
番組情報
■番組名
セッキン新潟Days
「地域のこし」山あいの温泉宿を受け継ぐ移住夫婦(糸魚川市)
■放送日
2024年12月22日(日)
■放送時間
16時50分~17時20分
■ホームページ
https://www.teny.co.jp/bangumi/sekkin/