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”最後の審査”



こんなに「スッキリした」
気持ちになったのはいつ振りだろうか。


およそ1年前に養成所に入所してから、
僕の精神状態はいつも不安定だった。


まわりと自分を比較して、凹み・・

必死になってみても、空回り。


自分の夢って何?
本当にやりたいことって、どんなこと?


考えても考えても、
答えは分からないまま。


ただただ残るのは小さい頃に憧れた
「テレビに出る人」たちのキラキラした姿。



演出家
「みなさん、ここまで参加いただき、ありがとうございました。
この3日間の審査を見させていただき、現時点で午後の部は
【25人中”10人”】にまで絞りました。」



しかし、そんなキラキラした姿の裏には、
きっと計り知れないほどの努力があったはず。


演出家
その10人で、これから本当に”最後の審査”に入ります。



そして、

言い表せないほどの辛い想いも
たくさん経験してきたはず。



演出家
その最後の審査で、
舞台に出演していただく人を決定します。



だからこそ、
あの「輝き」を放てるんだなと・・・


演出家
では、”最後の審査”に進む10人を発表します。
呼ばれた人は、前に出てきてください。




今の僕なら、少しは理解できる。



ストレッチレディ
デハ私ノ方カラ、オ名前ヲ呼バセテイタダキマス。
マズ、ヒノ君。●●君、〇〇サン・・




それだけの強い覚悟がなければ、
きっとこの世界で生きていくことは不可能なのだ。



ストレッチレディ
「▲▲君、□□君、☆☆サン・・・」




そして、僕にはその覚悟が、なかった。



ストレッチレディ
「★★サン、◇◇君、■■君・・・」




単純に、それだけなのだ。



ストレッチレディ
「ソシテ最後に、









カサハラ君。」




・・・え?

今、名前呼ばれ・・



ストレッチレディ
以上ノ10名ハ、前ニ出テキテクダサイ。







演出家
では、この10人で舞台出演を賭けた・・

“最後の審査”を行います。






つづく・・・

P.S.



す、すみません!!今回で「第2章」を完結させるはずが・・・
ボリュームが莫大になり過ぎて収まりきりませんでした・・汗

次こそ・・!2023年の一発目で、この物語が完結しますので、
年明けの更新をぜひ楽しみに待っていただけたら嬉しいです・・涙

ちなみに次回はお正月休みとなりますので
【1月12日(木)】の更新となります☆




そして、そして・・・

いつも「カサハラケントのコラムって何書けばいいんですか?」を
ご高覧いただき本当にありがとうございます☆


本当に「コラムって何書けばいいの?」と、担当Kに質問したようなところから始まったこのコラムですが・・

沢山の方のご協力や応援をいただいき2022年を走り切ることができました!

本当にありがとうございます!!!!

2023年も引き続き、みなさまに楽しんでもらえるコラムを書き続けていきたいと思いますので・・ぜひぜひ、毎週木曜日を楽しみにしてもらえたら嬉しいです☆


ではでは・・


良いお年を~餅



カサハラケント


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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。

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