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求められている役割

顔合わせが終わってから
初回の稽古が始まるまでの間。


”お笑いとは何か”
自分なりに考えてみた。

その結果・・

お笑いは”3つに分類”される
のではないかという考えに至っていた。

それは

1.パワー系
2.おふざけ系
3.シュール系

の3つ。


そして・・・


台本を読み込んだ上で
僕が決めた方向性は・・


”シュール系”だった。


面白おかしいことを、
至って普通に演じることで生まれる


”ギャップ感”

”クスクス感”



これこそが僕の与えられた
”お化けハンター”
役割だと解釈していた。


が、しかし・・


実際の稽古初日では
その”シュール系”を披露したところ・・・


演出のトネガワさんに
一刀両断された。



そこで僕は思いっきり
頭を抱えることとなった。


しかし・・


稽古後にUPさんから


『”お化けハンター”というキャラクターの、この作品における立ち位置』
『ケントの立ち位置』



を考えるよう助言をもらい・・

その結果、

自分の出番の直前に
直感的に生まれたのは・・・


「(この停滞した空気をぶち壊すことこの作品に勢いをつけることこそが・・自分に、そして”お化けハンター”に、求められている役割かもしれない・・!!)」


という結論。


と言う訳で、僕は・・


妖怪ハンターの登場シーンで
とりあえず何も考えず・・・


とにかくセリフ、
動きの全てにおいて


”全力疾走!”

”全力投球!”


で演じてみたのだ。


すると・・・


空気は一変し
稽古場は笑いに溢れ・・

作品に”勢い”というものを
吹き込むことができたのだ。


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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。

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