【なぜ?】“ホリエモン”が地域航空会社「トキエア」取締役に!ロケット見学ツアーや合宿利用!?アイデア続々…描く未来像は①
“ホリエモン”の愛称で知られる実業家・堀江貴文氏が「トキエア」取締役に就任。2027年度の黒字化を目指す中、ローカル航空会社が描く未来像とは?和田共同代表と開いた会見で様々なホンネをガッツリ教えてくれました!
“ホリエモン”にオファーのワケ
<和田 直希 トキエア株式会社 共同代表 (以下、和田氏)>
地域とともに未来を作るハイブリッド型地域航空会社トキエア、今回、堀江さんにぜひともトキエアの取締役になっていただきたいとオファーした理由は大きく2つありまして。
1つは堀江さんがロケット事業を立ち上げられたというところだったり、常に業界に対してイノベーションを起こしてきたというところに加えてなんですけど。
他の番組で「今後の飛行機はどうなるか」みたいな雑談の時に、ある方が「もっと速い飛行機だったり、テクノロジーを駆使した飛行機ができたらいいんじゃないか」と言う時に、堀江さんが「いや、別に時間とかは問題なくて、機内エンターテインメントだったり、ツーリズムとして楽しめる飛行機の方がいいんじゃないか」と発言したのを見たときに、これ同じ考え方だなと思って、すぐにご連絡させてもらって…今日に至る、って流れですね。
トキエアは空飛ぶ「北前船プロジェクト」として基本的に立ち上げられました。
「北前船」って何かって言うと、神戸から始まって北海道まで行くわけですが、一つの商圏というのをモチーフに、コンセプトとして始めました。
それを…ひいては、新潟を中心に、神戸、北海道だったり、地域・地域を繋ぐような新しい事業の形になればなと考えております。
地方を繋ぐエアラインとしてやってるんですけれども、新潟、神戸、名古屋、札幌を中心に、佐渡を次にやってみようというところでやってます。
ホリエモン曰く、今は「ゴールドラッシュ」
<トキエア取締役に就任:実業家 堀江 貴文 (以下、堀江氏)>
佐渡、僕は1回だけ行きましたね。
その時は、行きはヘリで行ったんですよ。帰りはフェリーで帰ってきました。
空から行けると、やっぱ佐渡って「世界遺産だし、1回は行ってみたいよね」と思ってる人たち結構多いんで。
佐渡に就航するとめちゃくちゃいいと思います。
多少お金に余裕がある人。要は外国人とかの観光客とか。
フ ェリーもあるんだけど、飛行機で行けるんだったら飛行機で行きたいなっていう人は結構いるんじゃないですかね。
今、日本は「ゴールドラッシュ」なんですよ!
金の価格が今2万円超えた、とかで話題になってるじゃないですか。
佐渡はどうか分かんないんですけど、北海道の金山(の場合)は、戦前に「(金の採掘をやめて)軍需産業に行け」と。
「金なんか掘ってる場合じゃねだろう」と。
今だったらね、半導体の原料とかなんで、そういうこともないかもしんないすけど。
当時は「金なんか掘ってないで鉄掘れ」みたいな。「石炭掘れ」みたいな話だったんで、それで(採掘が)中止になった金山が北海道とかで結構あって。
だから品質も悪くなくて、今の技術で取ったらもっと取れるし、金の価格が上がってるから金は「ゴー ルドラッシュ」が来ているんですよ。
鹿児島の菱刈鉱山(ひしかりこうざん)って金山ありますから。
佐渡も、世界遺産になっちゃったんで今更、金掘るっていうのはないかもしんないすけど、佐渡はめちゃくちゃいいと思いますよ。
先着100社に、1区間100万で提供できる「トキエアチャー ター」キャンペーン。
10月6日から申し込み受付始めたが、これはおそらく、すごく 安いと思います。
72人乗れて100万円?1人1万2000円…そんなもんでしょ、すごいですね、1区間!
しかも機体広告のラッピングオプションがあるんですか。 すげーな。
トキエアをパーティ仕様に!? ホリエモン企画実現なるか
実はもう話をしてあって。
来年の2月ぐらいに、僕がやってるオンラインサロン「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」っていうのがあるんですけど、そこで年間4回合宿をやってて。
先日も、奈良県で二泊三日の合宿をやったんですけど、吉野杉を見たりとか、樽の製造場所見たりとか、世界遺産を(誰よりも早く回ってゴールする)アドベンチャーレース…みたいなことやったんですけど、そこで、鉄道チャーターしたりとかもしたりしてたんですよ。
今回ちょうど、トキエアの役員なるから、神戸空港から隠岐の島に行って、壱岐の島行って、神戸空港帰ってくる…っていうチャーターを今回やろうということで企画してるんですけど、そういう面白いことができるっていうのが良いです。
二泊三日の合宿で、隠岐の島と壱岐の島行けるってなかなかないじゃな いですか。
あとね、あともう1個考えてるのは…僕、大分県の別府市で「別府温泉ぶっかけフェス」っていう、温泉水を1,000トン、10時間に渡ってぶっかけ続けるっていう、狂ったようなフェスをやってるんすけど。
今年も数千人来場いただきまして大成功したんですけど、大分空港から割と近いんで。
「パーティアイランド」って言われてるスペインのイビサ島っていう、スペイン・バルセロナとかからイビサ島に直行する便があって、それがもう最初搭乗したときからフェ ス仕様になってて、中にDJがいて、シャンパンがふるまわれて…みたいな。
(トキエアも)ちょっとパーティーエアラインっぽいこととかもできるかな、と思いますよね。
そのイベントと連動させて、あんまりこれがまたね、何百人とかってなると大変だと思うんですけど、数十人っていうレベルでやれるのがすごくお手軽感ありますよね。
100万円でしょ、キャンペーン。俺が買いたいもん、全部(笑)
新潟発「ロケット打ち上げ見学ツアー」構想
僕、ロケットの会社もやってるんですけど。
北海道の大樹町ってところで、もうすぐ打ち上げがあるので、もうちょっとかかりますけど、打ち上げを見に行くツアーとか(やりたい)。
1,300mの滑走路あるんで、佐渡空港よりも長い、ATR(航空機メーカー)だったら全然ランディングできるんで、ダイレクトに行って、ロケットの見学して…みたいなのとかは、チャーター便としてはめちゃくちゃ良いっすよね。
ローカル空港やインバウンドの課題…「トキエア」ができること
来期からは、まず火・水・木曜を中心にね。
我々、金・土・日・月曜とかなり飛んでますので、火・水・木を受けつつ、今後、本当にチャーターをね、誰にでもできる民主化みたいなところを狙ってやっていこうと。
僕、たまにホンダジェットでよくローカル空港利用するんで。
(地方の空港が)全然使われてなくて、かわいそうだなって。
壱岐空港とかもそうだし、佐渡空港もそうだし、福井空港とかありますよね。福井とか、もうほんとかわいそうですよ。
でも、立派な空港ですよ、福井空港。
この前、僕、鹿児島の鹿屋市(かのやし)に行ってきてたんですけど、ここもまた、陸の孤島状態で。
鹿野屋のJCに呼ばれて講演会に行ったんですけど、めちゃくちゃ遠いんですよ。鹿児島空港から、たぶん2時間以上かかる。
でもね、鹿野航空基地っていうのもあって、(海上)自衛隊の。これ、軍民共用にしなよってJCの人に言っときました。
で、そういうところも飛行機が就航したら指宿(いぶすき)の砂風呂も行けるし、特攻隊の記念館とか、そういったところも行けるし。
みんなたぶん行きたいと思うんですけど、「遠すぎて行かない」みたいなところもありますよね。
そういうところを、トキエアで解決していけると、良いのかなって。
あと、インバウンドが今、京都とかに集中してるじゃないですか。「オーバーツーリズム」って言われてますけど、やっぱり2回目、3回目に日本に来られる方っていうのは、東京・京都はもうええよと。
もっと自然豊かな、面白いところに行きたいと思ってる方々結構多くて。
そういう人たちと、海外のLCCとかと、コードシェアフライトできたりとかするといいのかなっていう。
例えば、静岡空港に来た中国のエアラインと、LCCと提携して、静岡からまた別の地域に飛んで、例えば、新潟に飛ぶとかね。