僕は完成した台本を印刷し・・
稽古開始前にケイスケにそれを渡した。
カサハラ
「遅くなってごめん!なんとか完成したよ・・!」
ケイスケ
「ありがとうございます。早速読ませてもらいますね」
カサハラ
「お、おう・・」
ケイスケは稽古場の前のベンチに座り
黙々と台本を読み続けた。
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そして・・
ケイスケ
「ケントさん、読み終わりました」
カサハラ
「どう・・大丈夫そう!?」
ケイスケ
「はい、少しセリフとか、気になる部分はありましたけど、展開はすごく良い感じです」
カサハラ
「ほ、本当・・!?」
ケイスケ
「はい。この台本・・・・面白いですよ!」
カサハラ
「マジ・・?」
ケイスケ
「これで行きましょう!やっぱり、台本はケントさんに任せて正解でしたよ」
カサハラ
「お、お、お・・・!!ありがとう!」
その後・・
稽古をしながら
セリフ回しの部分や、
客観的に見て伝わりづらそうな部分に
修正を加えていき・・・
2人で精度を
どんどん高めていった。
稽古後にはいつもの
”某チェーン店”でお酒を交わしながら
残りのタスクを確認しあい・・
ケイスケは
”スタッフさんの手配”
僕は、
”チケット・フライヤーの作成”
と業務を分担し、
稽古の前後や合間の時間を使って
本番に向けて
しっかりと準備を進めていった。