遂に、役者人生初めての
”稽古”に参加するカサハラ青年。
振り分けられた配役が”遺族C”という
アンサンブル(エキストラ的な感じ)だったため
「セリフもないし、稽古もそこまで大変じゃないだろう」
などという軽い気持ちでいたのだが、
急遽”容疑者役”の代役として
稽古にガッツリ参加することに・・・
人生初めての舞台稽古で、
メインの容疑者8人の代役という・・・
これまでかつてないほどの
急展開と極限プレッシャーの中ではあったが、
なんとか、なんとか、
やり過ごすことができたカサハラ青年。
そして紆余曲折しながらも・・
稽古参加3日目にして、
ついに”本役”である
「遺族たちのシーン」の
稽古を迎えることとなった・・
完全ヤンキー
「俺たちの”遺族”、思いっきり見せつけてやろな~」
カサハラ
「はい!」
遂に・・
僕らオーディション組の
”本役”である
“遺族たち”のシーンの稽古が
行われることとなった。
この遺族たちのシーンは・・
僕らオーディション組が
稽古に合流する前には、
すでに何度か稽古が
行われていたようで・・
遺族役のメインの
3人の役者さんは・・
登場するタイミングや
立ち位置などは
すでに把握しているようだった。
メインの遺族3人
「よろしくお願いします」
オーディション組+ヒノウエさん
「よろしくお願いします!!」
という訳で・・
まずは初めて“本役”の稽古する
僕らオーディション組も
一度演出家に集められて
シーンの説明を受けることとなった。
演出家
「まぁ、とりあえず自由にやってみてください」
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カサハラ
「(え?それだけ!?)」
稽古って・・・
こういうモノなのか?