0時を迎え、
11月19日になった。
無事に、メールの送信を完了した僕は
とてつもない疲労感に襲われ、
そのまま布団の上に倒れ込んだ。
それは、6時間にわたる
集中力の持続による反動ではない。
この1カ月間、
悩みに悩みぬいたモノの
「答え」
を提出できたことへの
達成感からだったに違いない。
「提出した作品に、一片の悔いなし」
そう思えるまで
やり切ることができた自分自身への労いで
翌日はお昼過ぎまで
ゆっくりと眠ることにした。
そして、翌日。
僕は、改めて送信した
「校章のデザイン」と「校歌の歌詞」を見返してみた。
「・・・この辺、少し修正したかったな・・・」
危なかった・・・
“翌日の僕”は、やはり
“形式的な修正”を施したくなったのであった。