これは、
この状況下における
まさに最適解だった。
歩いていれば、眠くならない。
眠くならなければ、しっかり台本を読める。
しっかり台本を読めれば、
翌日の稽古に最良の状態で臨むことが出来る・・・
最高じゃないか!!
そして、それは・・・
”役者として生きていく“覚悟”に
全く背いていない行動である・・!
僕は、嬉しくなった。
今までの僕ならば必ずここで
完全なる「もう、どうでもいいや~」状態に陥っていたはずだ。
しかし・・
今回は違ったのだ。
危機的な状況下でも
“過去の悪しき自分”を振り払い
未来へ繋げる道筋を
見事に見出すことができたのだ!!
「やはり僕にとって・・・
“役者として生きていきたい”という気持ちは本物なのかもしれない・・」
そう改めて
気が付くことができただけで、
僕は本当に嬉しかった。
僕にとって、
“役者”は天職。
“役者”というモノは
自分を“良い方向”へ導いてくれる。
そういう“カケガエのない”ものに
僕は遂に巡り合うことが出来たのだ。
「よっしゃ!!ここから13キロ。およそ3時間・・・
ガッツリ台本を読みながら、明日の稽古に向けてしっかり準備して見せるぞ・・!!!」
そう、強い決意をした
カサハラ青年であったが・・・
これから自宅に向けて歩み始める
前人未踏、もとい・・・
“前カサハラ未踏の”13キロ”という道のりが
予想を遥かに超えた
“険しいもの”になることを・・・
まだこの時は
知る由もなかった。
つづく・・
いやぁ~まさか、初日の稽古終了後の出来事で、一話終わってしまうとは思っていませんでした・・汗
本来は、翌日の稽古のことを書こうと思っていたのですが、初日の夜のできごとがあまりにも強烈だった為に・・笑
次回!!
13キロ、およそ3時間と言う道のりを、台本を読みながら歩くと決めたカサハラ青年。序盤は順調に歩を進めていたのだが、とあるハプニングがキッカケで、予想外の事態に陥ってしまうのであった・・・果たして無事に翌日の稽古に参加できるのか!?
お楽しみに~
カサハラケント
Twitter(@kasaharakent0)
Instagram(@kent0kasahara)