<04> ストーリーは一気に展開した【完結編】| 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】
これまで【完全非公開】だった、私、カサハラケントの俳優人生の裏側を赤裸々につづります。
遂に新発田市と共同でPR動画の制作という大きなチャンスを掴んだカサハラ青年。プロのスタッフに素敵なキャストが揃い、なんとか撮影1週間前に台本も完成。撮影に向けて準備万端の状況で新発田市から1通のメールが届く。「すみません、アスパラくんが使えなくなりました」・・・予想外の状況に頭を抱えるカサハラ青年。撮影までは残り僅か。どうする!?どうするカサハラ青年!!
~前回までのあらすじ~
遂に新発田市と共同でPR動画の制作という大きなチャンスを掴んだカサハラ青年。プロのスタッフに素敵なキャストが揃い、なんとか撮影1週間前に台本も完成。撮影に向けて準備万端の状況で新発田市から1通のメールが届く。「すみません、アスパラくんが使えなくなりました」・・・予想外の状況に頭を抱えるカサハラ青年。撮影までは残り僅か。どうする!?どうするカサハラ青年!!
『すみません、アスパラくんが別の営業で使えなくなりました。』
まさかの事態に、僕は頭を抱えた。
いや、頭を抱えている暇はない。すぐさま返信した。
『ア、アスパラくんの着ぐるみって、予備とかはないんですか?』
『ないんです。本当にすみません。』
『ど、どうしましょうか・・』
『アスパラくん無しの方向で修正可能でしょうか?』
アスパラくんは、今回の作品の最重要キャラ。アスパラくん無しでは、この台本は成立しない。ど、どうする!?どうする俺!と、半日ほど悩みに悩んだ末・・・
『新しい台本、作ります』
ゼロから台本を書き直すことを決断。
だってアスパラくんがいないとダメなんだもん。涙
『これも、成長するための試練や!神様はワイを試してるんやで!』
とポジティブシンキングに切り替え、一心不乱にパソコンに向かい執筆。
撮影の3日前・・・なんとか新しいストーリーが完成。
関係者のみなさんに再度台本を共有し・・
2018年秋、ついに撮影がクランクイン!
3日間で、市内の約20か所のロケ地を回るという鬼スケジュールの中、いろんな方のご協力をいただいて、無事に取りこぼしなく撮影が終了!
※撮影時のオフショットを少しだけ
新発田駅前にて。市原さんと僕が、お別れをするシーンの撮影中。バス待ちの高校生たちが横で『何やってんだ?』と、こちらをずっと見ていました。
清水園内の「米蔵ココロ」さんにて。ふるさとに帰ってきた僕が、カフェで佐藤さんに迎えられるシーンの撮影。米蔵ココロさん、おしゃれでとても落ち着く雰囲気の店内でした。時間があればゆっくりお茶したかった・・・
清水園の縁側にて。市原さんと僕の高校生時代回想シーン。制服着ればギリギリ高校生に見えたかな・・天気も良く、和の風景に、空気もおいしくて、やっぱり清水園はいいところ。
月岡温泉街のお団子屋「結城堂」さんにて。当初はここで撮影予定はなかったのですが、「お団子食べていきなよ」とお店の方に言っていただき、急遽結城堂さんでも撮影に。こういうご協力をいただけるのが本当にうれしいです!
吉原写真館さんのスタジオにて。僕が新発田の各所を巡るシーンのひとつ。吉原写真館さんは外観がとてもレトロで、もちろんスタジオから階段・廊下まですべてが素敵すぎて、撮影中ずっとワクワクしてました!
藤塚浜にて。振り返るとたくさんの人たちが「おかえり」と待っていてくれたシーン。この撮影の直前、エキストラの方を集めるため、市役所や、海や、近くの公園にいた方にかたっぱしから声をかけて、たくさんの方に集まってもらえました。本当に感謝です!
この日がクランクアップの市原さん、佐藤さんとパシャリ。左から2番目の黒い人は、怪しい見た目ですが裏でたくさんサポートしていただいた『蝉』さんという方です。普段はウナギ屋さんです。
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撮影後の数日間は、死んだように眠りました・・・
カサハラケント (笠原賢人)
1988年5月17日生まれ
新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身
2011年、大学を卒業後、
役者・絵描き・クリエイター活動を開始。
役者としては、
主に舞台(40本以上)やCM等で活動。
絵描き・クリエイターとしては、
個人や企業・行政から依頼多数。
横浜の商業施設でのグッズ販売に、
ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは
自身作成のロゴがメイン採用。
2019年には、
地元新発田市の図書館で個展も開催。
また、2018年からは
新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。
2021年に高校生とともに企画・制作したCMは
「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。
その他にも、
舞台やコントライブの脚本や、
人気バンドユニットの小道具制作など
幅広くクリエイター活動を展開。
将来の夢は、
「新発田で映画を撮る」こと。
そして、全国の人に
「新発田」を「しばた」と
読んでもらえるようになること。