僕ら3人は、しっかりと時間をかけて
音響の打ち合わせを行い・・
あっという間に台本を読み終えたトネガワさんは
稽古場の中やベランダをふらふらと歩いていた。
カサハラ
「お待たせしました!」
トネガワさん
「よ〜し、やるか〜」
カサハラ
「あ、ちなみに台本どうでした?」
僕は究極に緊張する質問を
気軽にトネガワさんにしてしまった。
トネガワさん
「う〜ん、まあ、う〜ん」
カサハラ
「は、はぁ・・」
トネガワさんは
こんな感じの返答が多い。
カサハラ
「では、よろしくお願いします!」
ケイスケ
「お願いします!」
トネガワさん
「ほ〜い」
カサハラ
「田中さんもよろしくお願いします!」
田中さん
「はい、よろしくお願いします」
そして・・
脚本・演出のプロ
トネガワさんに
”僕らがゼロから作り上げた”
2人芝居を・・・
しっかりと、
見定めてもらった。