そして、週末。
僕は、事務所の演技レッスンに向かっていた。
演技レッスンの最初には
毎回”調べてきた”ことの発表がある。
しかし、この日、僕は・・
”タカモンの舞台”のことを話した。
舞台の感想や、
タカモンとの関係性などを、簡潔に。
すると・・
社長
「なるほどね。君には、“良い役者仲間”がいるんだね。そして、君にとって”初めてのギャラ”の使い道、とても良い使い方が出来たようだね。これからも、頑張るんだよ」
カサハラ
「はい・・・ありがとうございます!」
その後・・・
僕はこの社長の下で演技について学び、
社長が演出をつとめる舞台にも何度か出演させてもらい・・
少しずつ”出番の多い役”も与えていただいた。
僕にとって、
その一つ一つが充実感に溢れるものだった。
一歩ずつ、一歩ずつ
役者としての経験を重ねていき・・
まだ遥か先を走り続けている
”タカモン”と交わした約束
『いつか共演したいね』
その実現に向けて
僕も離されないように食らいついて行った。
と、そんなある日。
突然、社長から・・
これからの僕の役者人生に
大きな影響を与えることになるであろう
”とある話”が持ち掛けられた。
つづく・・・
いやぁ~!舞台”金閣寺”は本当に凄い作品でした。これまで僕もいろいろと舞台に足を運ばせていただきましたが、やはり今でも印象に残るインパクト抜群な作品でしたね・・!そして、タカモンがその作品の”一部”になっていたことが、とても誇らしく、そして負けられないという気持ちを強く持たせてくれましたね。燃
次回!!
社長から”とある話”を持ち掛けられた、カサハラ青年。実はそれは、役者としての経験を積み重ねる中で、カサハラ青年自身も少しずつ感じていた”違和感”のようなものへの回答となりえるものであった。果たして、カサハラ青年の役者人生はどのような道へと向かていくのか・・・
お楽しみに~!
カサハラケント
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