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どうしても家に帰りたい



やべぇ、マジでどうしよう・・・


こうなることは、
誘われた時に重々予想はしていた。


このように

”飲み会の楽しさ”に
負けて終電を逃すことは


これが初めてではなかったからだ


大学のときも、たまに参加した飲み会では、
必ずと言っていいほど、”最寄り駅までの終電”を逃していた。


しかし


そんな状況になったとしても

じゃあ、朝まで漫喫かカラオケあたりで仮眠でもするか~

という思考に僕はならない。


当時は貧乏学生だったので


飲み会でお金を使った後に、
さらに無駄な出費はしたくない



という気持ちも強かったのだが


何よりも

どうしても、家に帰りたい


という気持ちが
人一倍強かったのだ。



僕は”一人で過ごす時間”に
かなり強いこだわりがあり・・


特に誰かと楽しんだ後は絶対に
家で一人でゆっくりと過ごしたい


という衝動に駆られるのだ。



なので、僕はたとえ


”最寄り駅までの終電”
を逃してしまったとしても・・


残された電車で少しでも
自宅の方向に進み、そこから


なんとか歩いて家まで帰る


という行動を、
終電を逃すたびに必ず取っていた。


という訳で


とりあえず、家の方向に向かって、
そこから歩いて帰るか・・・・



と、この日もそう思いながら、


残っている電車に乗り込み
自宅の方へ少しでも進路を向けたのだった。
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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。