取材やメディア掲載、広告出稿に関してのご依頼、掲載記事に関するお問合せはこちら

お問い合わせフォーム

公式SNSでも発信中

DOGGYMAN

続くは新潟を代表するMelodic Hardcore Band、DOGGYMAN。『新潟ラーメンなみ福』のメンバーでもあるトミーが、ベースボーカルを務める。ギターボーカルとの掛け合いも心地よく入れ替わるツインボーカルスタイルで、ジューシーなギターとベースの歪みがツービートに乗りズンズンくる。インスト曲「intro」から始まり、「Repentance」では、DOGGYの音とメロコアの爽やかな風が吹き抜けるように、照明も左から右に流れていく。

DOGGYMAN [Photo by サトウハル]

MCでは、UNBIRTHDAYとDOGGYMANの共同企画『NOISE PARK』にも触れ、新潟CLUB RIVERST、古町GOLDEN PIGS、長岡HOODなど新潟各所で企画をやり続ける彼らと、このイベントを重ね、チェックメイトの異常なタフさへのリスペクトを言葉にした。

DOGGYMAN [Photo by サトウハル]

続いて、『俺らのテーマソングから行こうか! 』と始まるのは「Over」。正にメロコアのコアの部分。若干後ろ乗りのハードコア要素や、ブレイクダウンを待ちわびるキッズ達も少なくない。自然と踵が浮いてしまう、体を動かしたくなる疼きも掻き立てられる彼らの音楽は今年で6年目。新潟のライブハウスに通う人達なら、シンガロングパートやサビで拳を突き上げるタイミングは自然と身に付いている。DOGGYMANに続き、シームレスに新潟のHeavy Musicバンドが続く。
<Setlist>
---intro---
1. Repentance
2. The Myth Hidden Currently
3. Reflection
4. Over
5. Homebound(新曲)
6. In my own words(新曲)
7. If I loved you more than before
8. Sailing route

Invert Hourglass

自身初のフルアルバム『Paradox』を24年11月にリリースしたばかりの新潟メタルコアバンド、Invert Hourglass。1曲目はフルアルバム表題曲でもある、「Paradox」。イントロの電子音に引き付けられたと思えば、力強いメタルコアサウンドが暴力的に飛んでくる。サビの美メロの後は、ブラストビートからのブレイクダウン。ジェットコースターのように目まぐるしく変わる展開も、彼らの魅力の一つだろう。

Invert Hourglass [Photo by アラタ]

ボーカルインで凶悪シャウトをこれでもかと浴びせてくるのは「Joy of Suffering」。昨年9月のスプリットシングル、2MANライブ以来となるThe MadpotatomanのVo.Hayatoをフィートに迎えた「Unproud Haters」へ続く。メタルコア×ミクスチャーロック。新潟発の盟友が手を組んだこの曲では、ピットも絶好調。

Invert Hourglass [Photo by アラタ]

『チェックメイトがなくなったから、ロッツに立てなくなったってダサい言い訳したくないんですよ。自分達でロッツのステージを踏むのがかっこいいバンドだと思うんだよね』と、常に鋭く上を見つめるVo.Yukiの言葉に感銘を受けたバンドマンも多いだろう。ライブ終了直後、Invert Hourglass年1での自主企画の発表もあり、ライブハウス、イベンターフックだけでなく、バンドの主催イベントで上り詰める。そんな気概を受け取った。
<Setlist>
1. Paradox
2. Joy of Suffering
3. Unproud Haters (feat. Hayato)
4. HumanErrorException
5. Peacebreak
6. Curse of my hands

The Madpotatoman

The Madpotatoman [Photo by おたけ]

続くは12年目の新潟ミクスチャーロックバンドThe Madpotatoman。1曲目は、先程出番を終えたばかりのInvert Hourglass Vo.Yukiを客演に迎えた「0RdeRorDeR」。彼らのスプリットシングル『Order's May Day』の完全再現となった。音で殴られてるかのような力強さがあるが、清々しい。『やることは明確だぜ』その最後の歌詞の通り、新潟ロッツでの自主企画も仄めかされた彼らの眼光も相当鋭い。

The Madpotatoman feat.Yuki Irisawa [Photo by おたけ]

『チェックメイトは俺達の青春であり、一緒に駆け抜けたイベントです。ちょっと懐かしい曲やらせてください。同じ地元の友達呼んでもいいですか?』と、ミラーボールが光る中プレイされたのは「STARDUST Remix feat. Ik0aN & N.Ø.I.R」。バンドシーンとHIP HOPとのクロスオーバーを正に体現する1曲で、語尾を全員で拾いながら、ピースフルにジャンプ。その肩にはアルビレックスのタオルも光る。

The Madpotatoman feat. Ik0aN & N.Ø.I.R [Photo by おたけ]

『初めて出たのが2014年。今回で数えてみたら13回目のチェックメイトでした。初めましての出会いもあれば、チェックメイトが最後ってバンドも何組も見送ってきたし。俺達のシーンを作ろうって牙を研いで、他のバンドは他のシーンで牙を研いで、歯食いしばって普段対バンしないバンド達が、ここでぶつかり合う。他の県にこんなイベントまじでないよ。過去の傷と悔しさををかみ締めながら、最後の一曲。もっとでかいステージで会おうぜ!未来に向けて』とドロップされたのは「FUTURE KIDZ」。これにはフロアの全員が拳を突き上げざるおえない。そんなとてつもないライブだった。
<Setlist>
1. 0RdeRorDeR (feat.Yuki Irisawa)
2. CHO YOYOU
3. SABA LABA
4. STARDUST Remix (feat. Ik0aN & N.Ø.I.R)
5. LIKA
6. FUTURE KIDZ

THE KING OF ROOKIE

リハの時点で待ってましたと言わんばかりに、人が前に押し寄せる現象もまた微笑ましい。新潟に誰よりも愛されているバンドTHE KING OF ROOKIEがDAY1大トリを務める。お決まりのゆるやかなSE、THE BLUE HEATSの『キング・オブ・ルーキー』が流れる中、メンバーが登場。1曲目は「愛とディスタンス」。最高にハッピーで無責任なヒーローが今日もロッツに舞い降りる。

THE KING OF ROOKIE [Photo by ごろ]

無償の愛を無邪気に不器用に振りまく彼らの背中は、楽器を持つとここまで大きく感じてしまう。『まだまだやれるでしょ!おはようございます!』と、今日も元気いっぱいだ。新加入&チェックメイト最初で最後のGt.なすのたかとの眼帯スーツ姿も光る。

THE KING OF ROOKIE [Photo by ごろ]

『何度でも何度でもこの夜をつづけよう!』と、続くは「ほうき星の夜」。仲間のバンドマン達も口ずさんでしまうほどキャッチーなメロディーと轟音で優しく手を取ってくれる。Gt/Vo.鈴木琳が早速客席にダイブ!皆が支え、当たり前かのように横できらびやかにギターソロが響く光景には、思わず笑顔になってしまう。

THE KING OF ROOKIE [Photo by ごろ]

『チェックメイトが終わるけど、何かが始まる予感がしますね!ハイスクールバイブス(RIVERST主催高校生ライブハウスイベント)から思ってることは何も変わらない!かっこいい事をやって、楽しい事を続けてくだけ!これがぼくの贅沢だし、あなた方の贅沢になればと思います』と、続くはサントピアワールドでMVを撮影した「贅沢な毎日」。

THE KING OF ROOKIE [Photo by ごろ]

『湿っぽいのは嫌いなので、足掻いてはちゃめちゃにして帰ります』とアンコールでは、セルフタイトルキラーチューン「THE KING OF ROOKIE」と「月に反射して君見えたら」を披露。エネルギーを真っ直ぐ盛大にぶっぱなす彼らに、お客さんも大合唱で応える。今日1日があっという間に感じるほど、疾走感で駆け抜けたTHE KING OF ROOKIEのステージが終わり、続くはDAY2トッパー・ドミナンラーフにバトンが渡る。
<Setlist>
1. 愛とディスタンス
2. ほうき星の夜
3. ロックンロールに騙されて
4. 鈴木琳
5. 贅沢な毎日
6. This is LOVE SONG
en1. THE KING OF ROOKIE
en2. 月に反射して君見えたら
文:本田 達也(TeNYテレビ新潟)

PAST REPORTS

82 件
〈 2 / 2 〉

RANKING 人気記事

ランキングをもっと見る

カテゴリから探す